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被災地能登へ。木育活動〜子どもたちと地域に笑顔を届けに

更新日:5月7日

【活動報告】


こんにちは。川合亜希子です。


2025年3月16日は、能登半島地震の被災地・珠洲市へ。

17日は、二次避難者が多くいらっしゃる金沢市を訪問しました。

今回の活動は、「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」の助成を受け、

OISCA山梨県支部が、国産材の積み木やおもちゃの寄贈を行い、効果的に活用して頂ける様、監修させて頂いている「木育スクール」を開催させて頂きました。


木の温もりが心をほぐす、珠洲でのスクール

では珠洲市の保育士・保育施設の先生方を対象に木育スクールを開催。

「木育」の考え方や森の役割、積み木を使った教育的効果についてお伝えし、実際に国産積み木を使ったワークも行っていただきました。


参加者の中には、震災当時のお話を重ねながらストーリーを語ってくださる方も。木の持つやさしさや安心感が、大人の心にも届いていることを実感しました。


スクール後には、「保育に木を取り入れていきたい」「木の力で子どもたちの心の成長を支えたい」といった前向きな声も。木育の意義を地域の中で活かしていただけることが、何よりの励みとなりました。


地域の木で、地域の子どもたちへ


その後訪れた輪島市では、「能登ヒバ」を使った積み木を製作いただいた木工所を訪問。これまでは山梨県産のヒノキを使用していましたが、今回は「地域材で、地域の人がつくり、地域の子どもたちが遊ぶ」という木育の本質に立ち返るOISCAの試みでした。


能登ヒバの積み木からは、また違った香りとあたたかみが感じられ、「この手触りを早く子どもたちに届けたい」と強く思いました。


金沢での広がりと、新たなつながり


翌日には金沢市内でも木育スクールを開催。地域の保護者、大学関係者、NPOなど多様な方々が参加くださり、石川県の森林資源について学びながら、積み木ワークも楽しんでいただきました。


参加者からは「支援物資と共に活用法まで教えてもらえるのはとてもありがたい」とのお声もあり、ノウハウごと地域にお渡しすることの大切さを改めて感じました。


被災地と共に、未来へ向かって

能登の復興はまだ道半ばですが、地域の方々は前を向き、子どもたちの未来を見据えて動いておられます。私自身も、この時代に今の日本にそして震災地に不可欠な「木育」の取り組みを通して、そのお手伝いができればと願っています。


今回の活動は「ボラサポ」の助成により実現しました。ご支援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。


これからも、木育を通して地域と子どもたちに笑顔を届けてまいります。



 
 
 

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